舌側矯正について

最新の舌側矯正


舌側矯正は常に進歩しています
矯正治療のための装置の殆どを歯の裏側の直接人目に付かない位置に取り付ける「舌側矯正」は70年代に最初の本格的な治療システムが開発されました。
その後幾多の改良・発展を遂げ現在に至っています。その結果従来、歯の裏側の矯正治療の場合言われていた短所、1.治療期間が長い、2.治療できる人が限られている、3.治療の質が低い、4.都度の診療時間が長い、5.装置が舌に当たって、痛み、不快感が強いなどの短所は全て解消されています。

舌側矯正治療の質を決めるポイント

舌側矯正治療に於いて、治療の質を高める最も重要なポイントは、如何に歯の移動に最も適した力を正確に歯に伝えるかにあります。

舌側矯正の問題点

歯の表側に装置をつける従来からの矯正治療の方法と、舌側矯正の最も大きな違いは、隣り合う歯に取り付けられた装置の間のワイヤの宙に浮いている部分の長さ(ブラケット間距離)にあります。部位によって舌側矯正は、約2から3割短くなります。

特定の歯にかかる力は、その両隣の歯のを固定源とした両持ちバネの構造で力が掛かります。バネとなるワイヤの素材、径が同じであればその力はバネの長さの三乗に反比例します。2割長さが短くなれば、力は約2倍になります。 そのため、舌側矯正においては、従来歯を動かすための力が強くなり過ぎ、微妙なコントロールが難しかったため治療期間や、治療結果に問題がある場合がありました。

最新の舌側矯正

個々の歯に取り付ける舌側矯正の装置は改良を重ね、よりコンパクトになり、ブラケット間距離が、より長くなりました。

左がSTbブラケットと呼ばれる最新のブラケット、幅役2.5ミリ、長さ約3.5ミリ、厚み2ミリ弱、右がKurz第7世代ブラケット、幅3ミリ前後、長さ4ミリ前後厚み2ミリ強、何れもかなり小型化されており、舌側矯正の問題点を大幅に改善しております。

また力を加えるためのワイヤは表側からの矯正治療で使用するワイヤをそのまま流用するのではなく、より線径が細く、超弾性素材(形状記憶合金の一種、Ni−Ti系合金)などブラケット間距離がより短い舌側矯正においても歯の移動に最適な強さの力が発揮できるワイヤが開発使用されるようになりました。

ワイヤの太さと応力の関係

ワイヤは同じヤング率の素材であれば、断面が円形の場合、発生する応力は直径の4乗に比例します。径が2割細ければ、応力は約40%まで、小さくなります。ワイヤ製造技術向上の結果より細い径のワイヤが用いられるようになり、ブラケット間距離が短くなる事による力の増加を適切なワイヤ径の選択により相殺し、適切な力を加える事が出来るようになりました。

超弾性合金

超弾性合金は、応力や、温度により、母相(オーステナイト)からマルテンサイトという物理特性の違う相に変態する特殊合金で、母相でステンレス鋼の1/3〜1/4程度のヤング率を示し、マルテンサイト相では、1/6〜1/12のヤング率になります。
超弾性の特性は、母相(オーステナイト)の状態で負荷応力による応力誘起マルテンサイト相へ相変態、除荷による逆変態により、通常の金属材料が示す弾性変形と違い、ある一定の変形を越えると降伏は起こりますが、除荷時には負荷時と逆の現象を起こし元の状態に戻り、その結果ある範囲内での変形の場合、変形量の如何に関わらず一定の反力を発現します。この合金が広く矯正用ワイヤに応用され、しかも直径0.010inch(0.25mm)と言う極細線が製造されるようになり、舌側矯正の力学的なデメリットはほぼ無くなりました。

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